
栄養素の宝庫。アボカド。”森のバター”とも言われ、まったりとした触感は私も大好きなフルーツです。
実はフルーツなんですよ。分類的に。野菜かな?と思っていたので、びっくりしました。
体に良い不飽和脂肪酸という脂肪分が栄養の吸収を助けてくれるわ、アンチエイジング効果も期待できるわ、食物繊維も豊富で腸内環境も整えてくれるわで、これぞスーパーフードではありませんか。
そんなアボカドさんの種って捨ててますか?…はい。
種なので、芽がでますよね。きっと。
芽が出たら、楽しいだろうなぁ…
と、何度か種からアボカドを育てようとしました。何度か。
種から育てるアボカドの失敗談

種に3カ所、つまようじをぶっさし(ごめんね)、お尻をちょこんと水につけて様子を見ること数週間。
1月の冬真っただ中に行ったせいか、種のご機嫌が悪いのか、まったくもって毎日こんな感じ。
ものすごくゆっくりと、薄皮がむけてきて、ものすごくゆっくりと、お尻が少しふくれてきて、ものすごくゆっくりと、うっすら割れ目が出てきて…。

ちょっとづつ動きがあるので、あきらめきれずに、毎日、お水をかえて見守ること2ヶ月。
ある夕飯時に、新たなアボカド料理を出したとき…次いこか?と悪魔がささやき…あきらめちゃいました。ごめんねっ‼
種から育てるアボカドのリベンジ
そうなんです。新たな種が手に入ってしまったので…しかも寒い時期をちょうど超えた3月ごろだったんで…
ごめんなさいとつぶやきながら、この子はあきらめて、新たな種を2個、お迎えしました。
友人に「アボカドはけっこう難しいもんねぇ」と言われて、再度、気持ちを引き締め、情報収集。
”くるみどりちゃんねる、略してくるちゃん”のYouTubeチャンネルにありました!
ありがとう!先生!
まずは、うす皮をむくとよいそうです。リベンジ。

①まずは、実がついたアボカドを洗います。脂肪が多いので、洗いにくいのですが、茶碗を洗うように洗いました。私は雑です。

②ボウルに水をはり、その中でそっと、先が細いピンセットで薄皮をむきました。ゆで卵の殻の下にある薄皮をむくような感覚です。
ここはビビりながら丁寧にむきました。1ヵ所を引っ張ると、わりとスルンとむけてくれます。

③ここからは前回同様、3ヵ所につまようじをぶっさして、水の中にお尻の部分をチャポンと入れます。
今回は、水の中にその名のとおりの芽も根も出~る、活力剤のメネデールを数滴投入。
どうぞ、芽も根も出てくれますように。

種から育てたアボカド その後

春を知らせるつくしがとなりにちらっと❤はい、ならんでならんで。
わちゃわちゃ感が心地よい、我が家のキッチンとなります。
なぜに、キッチンかと言いますと、詰めが甘い私には、ついうっかりの失敗が数知れず…。毎度毎度、反省してはいるものの、詰めの甘さはある日突然に、あちらこちらでぼっぱつします…。
必ず、目を通す、必ず、水替え忘れない、必ず、そこに立つと目の前にある、キッチンへ鎮座させております。(先代もこの方法で、水替え忘れず、見守っていたんだけどなぁ)
今度こそと期待を胸に。
種から育てたアボカド 約1ヶ月後

2025.3月中旬ごろにリベンジし、ちょうど1ヶ月ほど経ちました。4月中旬ごろです。
なにやら変化が見られます。先代のアボカドのお種さんより早い変化です。心がワクワクしてきます。
やはり、季節も関係するようですね。アボカドの種から育てるには春がおすすめです。
余談ですが、我が家の2匹のワンズたちと一緒に散歩していると、あちらこちらで春が訪れています。
その春の訪れを少し、我が家にもおすそ分けいただき、家族にも春を感じてもらうべく野の花を摘んでくるんですが、注意が必要です。

※この1輪挿しの小さな花瓶は、可愛らしかった…今でも可愛い孫(高1)の手作りで100均のオーブン粘土の一輪挿しです。ピクミンをイメージしたそうです。
この花?も、なんだか可愛らしいなぁと摘んできたんですが…毒があるそうです。(笑)(グーグルレンズさんにおたずねしました。便利ですねぇ)
皮膚が弱い方はかぶれるそうです。(*’ω’*)
やたらめったら摘むのはやめましょう。摘むとき、かなりの力が必要で引っこ抜いたんですが。
はい。私の皮膚は丈夫でした。
くれぐれも、グーグルレンズさんに確認してから行動しましょう。
その後、10日ほど経ち、2種ともに、白いつぶつぶが大きくなってきました。

種から育てたアボカド 約1.5~2ヶ月後
ここからはちょっとグロテスクな画像が流れます。
苦手な方はご遠慮ください。(笑)
多分、大丈夫。
まずは、約1.5ヶ月たったころ。

パッカーンと割れてきました!!!すごく嬉しい❤先代のときからすると、ようやく初、ここまでです。かなり待ちました。
すごい変化です。この時は5月の上旬ごろ、ちょうど1.5か月後くらいです。興奮です!
2種ともに、割れ目がはいり、中になにやら物体が見えます。根なのか芽なのかわからないまま。
様子を見ていきたいと思います。
そして、約2ヶ月たったころ。

やばい。きもい。ちょっとなんだろう。このにゃんこ大戦争に出てきそうなキャラは。
想像から遠ざかっていく根っこの出かた。
成長をほほえましく思うのは違わない…。が。
正直、だいぶきもい。
怖いもの見たさの楽しみも増えつつ、成長をほほえましく見守りたいと思います。
2つの種、ともに同じように成長し、順調です。
種から育てたアボカド 約2.5ヶ月後

途中経過はびっくりしましたが、植物らしく(ごめんね)育ってきました。
根っこもグングン伸びてきて、大きめの種は身長は25㎝で、もう1個の小さめの種は5㎝です。
だいぶん差がありますが、どちらも健康そうに育ってなにより。ここまで育ってくれて、ありがとぉー!!!すごく嬉しい❤
25㎝のほうはそろそろ、土栽培へ移行しようかなと思っているところ。
のんびりしていたら梅雨時期に入ってしまったんですが、暑さマックスになる前に植え替えをしたいと思います。
植え替えたらブログも更新する予定です。
種から育てたアボカドに実はなるの?

ようやく葉っぱらしきものが出てきたというのに、さっそく実の話ですか?
悪代官様、なんとまぁ、欲が深いねぇ。
ということで、調べてみました。
スーパーから購入したアボカドの種からは、基本的に実をつけるのは可能性がかなり低いようです。
というのも、花が咲くまでに、なんと…10年以上もかかるとのこと。
私が生きているうちに見られるかどうか…(*‘∀‘)OH MY GOD
鉢植えだと、もしかすると…
果てしなく、根っこが伸びていける地植えにすると大きく育つであろうかと思いますが、鉢植えでとめておくと、アボカドさんがこれ以上は根が張れないぞ!
「子孫を残すのじゃ!」
と自らが「もう、大人よ、子孫を残すのよ!」というかのごとく、根っこと枝葉の栄養バランスにて成熟したと勘違いすると、10年かからず花が咲く可能性はあるそうです。
ただ、年数はかかりそう。
アボカドの花の複雑さ
花が咲いたと仮定しますが、そこからがまた、困難な道のりです。
アボカドの花はとても珍しい特徴があり、一つの花で午前はメス、午後はオス、この逆のパターンで午前はオス、午後はメス、大きく分けるとこの2パターンで花が咲いているとのこと。
1つの花はとても小さく、先端に密集して咲いていますが、オスとメスに入れ替わると咲き終わりだそうです。1回限りの命。
その上、オスが花粉を出す時間は数時間と短い時間。
たくさん実をつけるには、この2パターンを交互に行き来できる、虫さんや風さんが頼りですね。
ただ、小さい花ですが数は多く、期間もわりとダラダラ咲いているそうです。
それでもオスメス入れ替わる花なんて、受粉はとても難儀そう。
今後は、スーパーに行くと手軽に手に取れるアボカドさんに、敬意を表してレジに進みます。
アボカドの種 夢は花さかそう

ということで、家庭で育てる場合、花から実まで成長するには、かなり技量が必要な植物。
奇跡的に、実がなっても「もう、無理かもしれへん…。」と途中であきらめ、せっかく小さな実がついても、みのる前に落ちてしまうことも多々あるそうで。
なんとも繊細さんですね。誰かと一緒。
大切に育てましょう。
接ぎ木という方法なら、結実する可能性が高くなるそうですが、せっかく育ったマイアボカドにメスを入れる勇気は…今の私にはない。
せめて、夢は花を咲かせたい。
まずは、枯れないで。