どこかに
出かけるとき
どこ行きたい?
って聞かれると
答えが出なかった。
相手が行きたい場所を
先読みして
答えていた。
食事に行くときも
何食べたい?
って聞かれても
本当は特に何もなかった。
でも、相手が好きそうな
食事を答えていた。
なんで私は
人に合わせてばかりなんだろう。
私は何が好きで、
本当はどうしたいんだろう。
そんなことさえ
わからなくなっていました。

いつも誰かを優先していた
この人は
こういうことをされると
嫌なんだろうな
この人は
こうすれば喜んでくれる
無意識の中で
たくさんの人に
合わせている
たくさんの自分がいた
できるだけ
嫌われないように。
この仕事は
きっと
みんな避けたいんだろうな
この仕事は
誰もしたがらない
そんなものも
率先してやってきた
必要とされるように。
自分の中で
細かなルールを決めて
ミスのないように
段取りを踏んで
仕事もこなしてきた
迷惑をかけないように。
体中のすべてに
アンテナを
張り巡らせて
築いてきたものが
壊れないように
そう思って生きてきた。
でも
本当の私は
いったい
どこにいるんだろう…

自分の声が聞こえなくなっていた
仕事帰りに誘われて
早く帰りたいなって日にも
「行こうか」って
付き合ってしまう
行けばそれなりに楽しい
ただ、やはりアンテナは
張ったまま人が多
ければ多いほど
たくさんの顔色がインプットされて
消耗してしまう
嫌な思いはさせてくない
人と付き合っていく上の
自分のルールも厳守していた
体調が悪い日も
休むことで
誰かの負担になるくらいなら
なんとかなると
休むことなく出社する
帰宅したときには
とうに限界は超えていて
布団に直行、ひたすら眠る
そんなことを繰り返す日常で
ときどき
大きなため息が出る日がある。
なにやってんだろう…
わたし。

上手と下手
気持ちがのらぬまま
誘われるとつきあう
嫌なら行かないって
伝えないと
逆に失礼になるのに…
場の空気を壊したくない
が先に出てしまう
断らないから
まわりから
「付き合いがいいね」
「優しいね」
そう言われることもあった
でも本当は、
上手に断れなかっただけ。
上手に断ることができない私は
本当の意味では
人づきあいが下手だった。
なんで
本音が言えないのかな
仕事だって
誰でも体調を崩す時はある
どうして
人に頼るのが
下手なのかな
そうやって
責めてしまうことばかり
本当の私は
たくさんの下手を
抱えている
きっと
それも
私の一部
なんだろうな。
自分が認めてあげることが
大切なことなのかもしれない。
上手と
下手と
共に生きよう。

少しずつ自分の声を探していこう
下手な部分も
少しずつ
上手くできるように
練習していけばいい
自分には今まで
あまり聞いたことは
なかったけど
例えば
今日は何が食べたいかな?
今日の体調はどう?
そんな何気ない
問いかけをして
日々を過ごしてみよう。
そうすると
聞こえなかった本当の声
見えなかった本当の自分
少しずつ、
見つけられるようになるはずだから。
自分を知ることは、
自分を大切にできる
はじめの一歩…
なのかもしれない。

まとめ
まわりを優先して
まわりに合わせて生きていくと
ときどき
大きなため息が出ます。
人づきあいが上手って言われても
本当は下手なのかもしれません。
自分がどうしたいのか
わからなくなったときは
少しずつ、自分と対話していくと
小さな声が
きっと
聞こえてくるはずです。
自分の本音の声は
消えてしまったわけではなく
ずっと
心の奥で
待ってくれています。
少しずつ、
あなたの声を迎えに行きましょう。



