心は、自分が思うよりゆっくり戻ってくる

心を整える

 

「もう、きっと大丈夫。」

 

こんなに辛いことってあるんだね
そんな出来事があったとしても

 

「もう、きっと大丈夫。」
そう思える日が訪れる。

 

けれど…

そう思えた日が来ても、

しばらくすると、また
何もする気になれなくなることがある。

 

 

やっと乗り越えたはずだった

なのに
いつの間にか
空っぽの心を抱えて

途方に暮れてしまう

 

また同じ場所に戻ってしまった…
早く抜け出さないと…

 

あれもして、これもしたいのに
焦る気持ちと正反対に

 

 

心も体も
困ったことに 動いてはくれません。

 

 

そんな経験は、私だけでしょうか…?

 

 

心の状態は、出来事が終わった後に力が抜けていく

 

何かが起きたとき、その出来事の最中は、
冷静になれるよう努力しつつも
気持ちが高ぶってしまう。

 

そしてどんな感情にも
なんらかの行動が
共なっている気がする。

 

例えば…

 

悲しい出来事があると、
涙が止まらないほど溢れてくる。

 

不本意なことが起きると
心の奥から怒りが湧きあがり、
体まで震えてしまうことがある。

 

そんな時の心って
レベルが測定できるなら

きっとマックスで動いているんじゃないのかな。

 

そして

全力でその出来事を受け止めようとしている。

 

気を張ってるから、動けてる。

 

けれど、
そんな悲しみも怒りも

 

そう長くは続かない。

 

やっと、
燃え上がる火が消えかかるように
落ち着きを取り戻してくると
「もう、きっと大丈夫」

 

そう思ってしまう。

 

でも、それは、
きっとマックスのレベルから
下がってきたただけ。

 

意識の中では
落ち着いたかもしれないけれど

 

心のもっと奥の部分では
苦しみを乗り越えた分

 

きっとエネルギーを使い果たして
ぐったりしているんじゃないのかな。

 

何かの出来事を受け止めて
パンパンな状態で
耐え忍び…

 

疲れきっているんだと思う。

 

そんなしわ寄せが
あとからじんわりと
やってきて…

 

力がすっと
抜けてしまう。

 

虚無。

 

そんな状態を起こしてしまう気がします。

 

だから、「もう、きっと大丈夫」
のはずなのに

 

何もする気になれず
時間だけが過ぎてしまう…

 

心が

「少し休ませて」
と伝えてくれているのかもしれませんね。

 

 

「早く元に戻らなきゃ」が苦しくなる

 

何もできない自分が
情けなく思えて
鏡を見つめて一言。

「なにやってんの?」

 

焦る私。

 

まわりの世界では、
いつもの日常が繰り広げられていて
その光景を遠いところから

見てる気がしている。

 

なにげない会話を
心を置いてけぼりにしながら

なにげなく交わしている。

 

一日の終わりには

 

今日も何もできずに終わってしまった。

 

今日こそ、これをやろうと思っていたのに
何一つできないまま終わってしまった。

 

人知れず反省会。

 

明日になれば
もう少し元気になれるかな?

明日になれば
気持ちが変わるかな?

 

そんな小さな希望を頭に浮かべながら

ベッドに入り
眠れない気持ちと
格闘しながら目を閉じる。

 

そして朝が来ても
変化は見えず。

 

虚無とどうにかしなきゃという気持ちを
行ったり来たりしながら

 

数日が過ぎるころ…

 

やっと…

これをちょっとやってみようかな

 

 

ほんの少し、心が軽くなったような
そんな気持ちになった時。

 

その時が
心の傷がかさぶたになったきた
合図かもしれない。

 

体の傷は目に見えるけど

心の傷は目に見えない。

 

心の傷も
深い傷、かすり傷、やけど…

いろんな傷がきっとあるはず。

 

けれど
どんなに深い傷だったとしても
誰の目にも見えない。

そう、自分の目にも。

 

だから、回復している状況なんて
誰にもわからない。

 

体の傷が少しずつ治るように

心の傷も少しずつしか治らない。

 

だから、何もできない状況を変えたくて
早く元に戻らなきゃって
焦れば焦るほど…
逆に
苦しくなってしまうのかもしれない。

 

 

少し動けた日は、それだけで前進

 

「今日は、ちょっと楽かもしれない。」

 

そんな風に
ちょっとだけ心が軽く感じた日、

少しだけやりたかったことをやってみる。

 

やってみながら、自分に問いかける。

「大丈夫かな?」

 

ちょっとでも、しんどかったら、
きっと心の傷のかさぶたが
乾いてないんだろうな。

 

そう思って
もうやめよう。

 

無理をすると…
きっと
傷口が悪化する。

 

目に見えない分
慎重に。

 

やりたかったことをやってみて
しんどくなかったら、

しっかりかさぶたが
固まってくれた証拠。

 

すこしでもできた自分を

 

大げさに褒めてあげよう。

 

「一歩前進。」

 

誰かと比べなくてもいい。
傷は人それぞれ違うから。

前と同じ速度で進めなくてもいい。
傷が治るまでゆっくりゆっくり。

 

小さな一歩でも、
大きな前進。

 

 

まとめ

もし今、何かがあって
思うように動けない日が続いているなら、

どうか焦らないでください。

 

つらくて、もがいて、しんどくても…

 

心は、必死で頑張っています。

 

そして、傷が大きければ大きいほど、
歩幅はゆっくりだけど、必ず戻ってきます。

 

何もできない自分を決して責めないで。

 

頑張って治っていく心を
待ってあげてください。

 

昨日より少しだけ笑えたこと。

少しだけ眠れたこと。

少しだけ前を向けたこと。

そんな小さな変化を、
大切にしてあげてください。

目に見えない心の傷に
やさしい言葉の薬を塗りながら…

きっとその積み重ねが、
また歩き出せる日につながっていくはずだから。

 

その日が来たら、
自分にそっと

「ここまでよく頑張ったね」
と声をかけてあげてください。

 

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