誰かが落ち込んでる姿を見かけたら
「大丈夫?」
「何か力になれないかな?」
そんな言葉が自然にかけられる。
なのに
自分が落ち込んでいても
顔には出さずに
笑顔でごまかす。
自分に対しては
「何そのくらいで落ち込んでるの」
「もっとしっかりしなきゃ」
そんな言葉を
自分に浴びせてしまう。
まわりは許されても
自分には許されない
そんな気持ちになってしまう。
自分に対しては
いつも優しくなれなかった。
「あなたは、甘えちゃいけないよ。」
そうやって
いつも自分に厳しく
生きてきた気がします。

自分だけに厳しくなるのは、安心したいから
自分には厳しく
生きていると
私はちゃんとやれてるはず
そんな気持ちになれる
朝、出社すると
何が起きてもいいように
その日の業務の準備は
早め早めに済ませておく。
デスクまわりも清掃し
みんなが気持ちよく
仕事をスタートできるよう
心掛けていた。
誰も気づかない
小さな習慣が
日々の日課になっていた。
そうすることで
「ちゃんとやれてる」って
安心できた。
誰かに認めてもらいたい
どこかで
そんな気持ちもあったのかも
しれない。
けれど、
それ以上に
私が安心できる材料を
かき集めていた気がする。
ときどき
「なんでここまでやってるんだろう」
そう思う日もあった。
小さなため息が出たりするけど
ちゃんとやれてる自分を
崩すことが怖かった。
気を緩めてしまうと
何かを見落としそうで
そこから
大きなミスにつながるかもしれない…
そんな不安が
広がってしまうから
いつも
気を引き締めて
自分へ
「ちゃんとできてる?」
そう何度も確認をする
そうやって
自分に対して
厳しくしないと
安心できなかった。

誰かにかける言葉は、本当は自分も欲しかった言葉
まわりの空気を
敏感に察することが
小さなころからの癖。
まわりは気づかない
誰かの機嫌の悪さや
いつもと変わらなさそうで
なんだか嬉しそうな人
笑っているけれど
きっと、
何かの悩みを抱えてしまった人
そんな
言葉には出ていない
相手の感情に
敏感に反応してしまう。
悩みを抱え込んでそうな人には
つい
「大丈夫?」
「なんかあった?」
自然と声をかけてしまう。
たいてい、
驚きの表情で
「なんでわかったの?」
と返される。
…気づいてしまうから
仕方がない。
相手が立ち入ってほしくない場合は
「大丈夫だよ」
と返ってくる。
そんな時は、
「わかった。」
といいつつ…
つい、大丈夫かな?
と、何も言わないけれど
しばらくは
目で追ってしまう。
「聞いてほしい」
と言われた場合は
ゆっくりと話を聞き
寄り添う時間をとる。
立派なアドバイスは
できないけれど、
聞くことだけは
どれだけでもできる。
楽になってもらえればいいなって。
けれど…
私はどうなんだろう。
たまに
笑顔を取り繕うことも
不可能なくらい
ダメージを受けているときがある。
いつも、
まわりに気をつかわせたくないから
明るさも
笑顔も
保っているつもりだけど、
ときどき、
きっと
笑顔が歪んでいるんだろうな。
「大丈夫?」
って言われることもある。
そんな時は、
慌てて、我に返り
「大丈夫だよ、ちょっと寝不足がつづいただけ」
なんて言い訳をしながら
やり過ごしていた。
心の中で
「なにやってるの?」
「しっかりしなきゃ」
自分を奮い立たせて
笑顔のお面を
気持ちを引き締め
かぶりなおす。
でも…私、本当に
「大丈夫?」
ではなかったみたい。
そうやって
一人で抱え込んでしまっていたから
いつのまにか
心が折れかけてしまったんだろうな…。

自分にも同じ優しさを向けてみる
心が折れかけてしまったから
慌てて
自分を立て直そうとして
いろんなことを
振り返る。
ここがいけなかったのかな
あの時の選択が間違っていたのかな
ぐるぐると頭の中で
理由を探しにいく。
けれど、
理由とか、そんなことではなく
一番大事なことは
自分の本音に気づくこと
だったのかなって。
まだ、何が正しくて
何が間違っていた
など
きれいな区切りはつけれないけれど
自分に厳しく
まわりにやさしく
そんなことしてても
心のバランスが保てなかった。
今になって気が付いた。
優しさを渡すだけではなく
私も自分への優しさが
欲しかったんだって。
だから、だめだった理由を探すより
できていたことを思い出そう。
みんなが
気持ちよく朝のスタートがきれるよう
丁寧に掃除をしてきたこと
ミスがないよう、
事前に入念なチェックを入れていたこと
ちゃんと
やれてたよ。
だめじゃないところも
たくさんあった。
私にも
「よく頑張ったね」
「ちゃんとやれてるよ」
自分への優しさの積み重ねが
少しずつ、
心を回復させてくれるはず。

まとめ
誰かに優しくできるあなたなら、
きっと自分にも優しくなれる日が来る。
焦らなくても大丈夫。
今日くらいは、
自分にも優しくしてあげませんか。
「大丈夫。」
「ちゃんと頑張ってるよ」
そんな
ねぎらいの声を
かけてあげませんか。
今日、
あなたは自分に
どんな言葉を
かけてあげたいですか?



