何も起きていないのに不安になる。そんな日に気づいたこと

心を整える

 

特別に
何か大きな出来事があったわけでもなく

 

誰かと
意見の食い違いがあったわけでもない

 

困ったなってことも
ないはずなのに…

 

 

心に雨雲が押し寄せるように
なぜか不安になる

 

「この後、大丈夫かな…」

「このままでいいのかな…」

 

今ここにある現実よりも
心はずっと先へ

まだ見えない未来の
不安の中に

飛んで行ってしまう

 

何も起きてはいないのに
心がどんよりする…

 

そんな日ってありませんか?

 

 

安心しているはずなのに、次の心配を探していた

 

私は人との関係で
必要以上に
先のことまで考えてしまうことがあります。

 

プライベートの関係も
仕事上での関係も

 

相手に嫌な思いをさせないよう
自分も傷がつかないよう

アンテナを張り巡らせながら
人と関わっていました。

 

 

たとえば

仕事で誰かのミスを見つけてしまった時

見つけてしまったことを
後悔しながらも
報告しなくてはいけない。

誰のミスかわからなければ
上司に報告するしかない。

 

ミスをしてしまった人は
注意を受けちゃうかな?

余計な心配をしてしまう。

 

小さな心配の種は
私の中で大きく膨らんでいく。

 

告げ口みたいで嫌だな…

でも、ミスは言わなきゃだし…

 

この後、ミスした人が注意をされて
嫌な思いをしたら
私のせいだな

私って知られたら
嫌われるかもしれないな。

嫌がらせされたら
どうしよう…

 

 

帰ってからも
忘れればいいのに

頭の中では
今日のできごとの復習が始まる。

会社で使っていたのとは
違う脳がフル回転。

 

まだ起きていない
心配が次々と出てきて

 

 

夜、布団に入っても
私の眠りを妨げる。

 

 

まだ起きていない未来を、心の中で作っていた

 

よく眠れないまま
朝を迎え

昨日のことを思い出し
気持ちが沈んだまま
準備を済ませる。

 

誰かに冷たい態度を取られてしまう未来

噂をされて冷たい視線を向けられる未来

 

どんよりした気持ちを抱えたまま
会社の扉を開く。 

「おはようございます。」

 

何も変わらないいつもの朝だった。

 

 

いろんな未来を予想しながら
会社への道を歩いてきたけれど

結局
何も変わらない一日が終わった。

「なんだ…考えすぎだったか。」

ほっと息をつく。

 

 

人と関わっていると

うれしかった記憶だけでなく
傷ついた記憶も残っていく。

 

傷ついた記憶は
心のどこかに残っていて

ときどき
古傷が痛むように
顔を出す。

 

きっと
今回のことも

過去に孤立したときの記憶が
よみがえってきたのかもしれない。

「また、嫌われたらどうしよう。」
「また、孤立したらどうしよう。」

そういう経験をしていると

 

何もなかった日
無事に1日を過ごせた日

そんな日々が続いても

理由もなく
雨雲がやってくる日がある。

 

起きてもいない
「未来予想図」

 

それは過去に経験したことを
未来へ当てはめてしまう

心の癖なのかもしれません。

 

 

「今、本当に困っていることはある?」と聞いてみる

 

ネガティブな
「未来予想図」は

苦手な人に会うときや
苦手なことをするとき

よく現れる。

 

自分にとって
一番つらい状況を頭に浮かべて

何度も何度も
リハーサルをしている。

 

まだ起きてもいないのに
想像だけで
十分に疲れてしまう。

 

 

もし本当に起きたときのために
きっと予防線を張っているんだろう。

 

 

でも、想像通りの
最悪なことって
今まで起きたかな?

 

まだ起きていないことにまで
心を使って

想像の中で傷ついて
疲れていたんだな。

 

なぜ、不安な未来にばかり
心を飛ばしてしまうのかな。

「今、この瞬間に困っていることって何?」

 

今、誰かに傷つけられているわけじゃない。
誰かを傷つけているわけでもない。 

 

朝起きて、食事して、
一日を過ごして
眠りにつく

当たり前に過ごしているけど
平穏でありがたい日々。

 

 

もう一度
「今、本当に困っていることはある?」

 

答えは…
「なにもない。」 

 

 

今日の安心を、ひとつずつ見つける

 

大事なことに気づいても

余計な心配をしたり
まだ起きていない未来を想像して
不安になったり

そんな心の癖は
すぐにはなくならない。

 

それでも
不安な未来へ心が飛んでいることに
気づいたときは

今ここにある安心を
探してみよう。

 

温かいコーヒーがおいしい。
窓からの心地よい風を感じる。


誰かとくだらないことで笑った。

 

ものすごく幸せじゃなくていい。
「今、ちょっと安心している」
その小さな感覚に気づく。

 

過去に起きたことが
これからも同じように
起きるとは限らない。 

 

不安がなくならなくても


その横には
小さな安心もちゃんとある。

 

不安ばかりを見ていたときには

その安心に
気づけなかったのかもしれない。

 

 

まだ来ていない明日より、今日を見てみる

 

未来のことを考えるのは
決して悪いことじゃありません。 

心配してしまう自分を責める必要もない。

 

でも、まだ起きていない明日のために、
今日の心まで全部使わなくていい。

「今は大丈夫。」

そう思える瞬間を、ひとつずつ拾っていく。

 

明日のことは、
明日の自分にも少し任せてみよう。

 

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